全国統一スローガン 『 商工会は 行きます 聞きます 提案します 』
1.基本方針
我が国の経済は、3年に及ぶコロナ禍を経て成長型経済への転換の局面を迎え、経済活動は正常化を辿っている。一方で、超高齢化社会の到来と長引く円安や物価高、深刻化する労働力不足に最低賃金の引上げなど中小企業や小規模事業者を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況である。また、近年の頻発する大規模な自然災害は事業者の経営基盤のみならず地域の生活環境にも大きな打撃を与え、地域コミュニティの脅威となっている。
こうした状況を踏まえ、本商工会では町行政と一体となり、創業支援、事業承継支援、空き店舗等活用支援、金融支援、雇用創出支援、特産品開発支援、生産性の向上のためのDX化、ICT化など、時流を考慮した施策を展開し、事業者に寄り添った多様な支援に努める使命がある。即ち、域内の事業者全体が事業環境の変化に適応し得る強靭な体力を備えるために我々商工会による伴走型支援が必要不可欠と云える。
令和7年度は、マインドを切り替え、デフレ経済からの完全脱却、成長と分配による経済活動の正常化に期待しつつ、町行政と一層緊密な連携をとりながら、長い年月を経るにつれ価値観が固定化された組織風土を払拭し、商工業者の目線にたった経営支援策を積極的に講じる構えである。本商工会では、地域企業の持続的発展と地域経済活性化への貢献を理念に組織そのものをメンテナンスのうえ強化し、時代や環境の変化に合わせて進化することで、これまで以上に地域活性化に向けた効果的な個社支援を実現するため、中長期的な行動指針をまとめたアクションプランを実行していく初年度とする。
なお、本年度実施する事業等については、以下のとおりである。
2.重点施策
(1)小規模事業者等への経営支援のための取り組み
① 経営発達支援事業の実施【拡充・新規】
② 経営改善普及事業の実施【拡充・新規】
③ 播磨町創業支援事業の実施
④ 事業環境変化対応型支援事業の実施
⑤ 会員事業所への巡回訪問の実施【強化】
(2)地域の総合的な振興発展のための取り組み
① 特産品開発支援事業の実施【拡充】
② 地域金融機関及び教育機関等との産学連携事業の実施【拡充】
③ 小規模事業者持続的発展事業の実施【拡充】
(3)商工会組織強化のための取り組み
① 新規会員の加入推進
② 商工団体等との協働事業の実施【拡充・新規】
③ 財政基盤の確立